白杖をピタッと固定できる「ピタコ」

白杖の「ちょっと不便」を減らしたい。

ピタコは、白杖を磁石で固定できる
アタッチメント型の便利グッズです。

立っている時も、座っている時も、
白杖を身につけるように使えます。

鈴と蓄光シール付き。
暗い場所でも見つけやすく、
周囲からも気づかれやすくなります。

(蓄光が不要な場合はシールを剥がしてご使用いただけます。また、鈴も取り外し可能です。

白杖用 ピタコの使用シーン

ピタコの使い方を、動画・説明書・音声でご案内しています。

白杖用 ピタコのサポート動画 YouTubeショート動画 下記のURLをクリックしてください。(約1分30秒)
https://youtube.com/shorts/RGcH-uwQ6AE

白杖用 ピタコ・ミニピタコの取扱説明書 下記をクリックしてください。(PDF2枚) 
https://drive.google.com/file/d/12vT4lUN0NFEsJq85w7a96x-IHXGMmuOa/view?usp=drive_link

白杖用 ピタコ・ミニピタコの使い方音声 下記をクリックしてください。(約7分20秒)
https://drive.google.com/file/d/1fyF7261v4nLwmnFY1vNU5spE06czK2gp/view?usp=drive_link

上記音声ガイドのテキストがこの下にあります。
ピタコ、ミニピタコ、杖用ベルトの3点セットの使い方をご説明します。

この音声では、1.杖用ベルトの付け方2.ピタコの付け方3.白杖の取り付け方4.座って使う場合

5.白杖の外し方6.ミニピタコの付け方7.使用例8.注意点の順にご案内します。


■ 1.杖用ベルトの付け方

まず、杖用ベルトを取り付けます。

取り付ける位置は、杖の重心部分となる、上から3分の1付近に巻くと杖が安定します。

その位置に、磁石を外側にして巻きつけ、ベルトの端を金具に通して折り返します。

ベルトの上には、一センチほどのタグがついています。
このタグは蓄光素材でできており、暗闇でほのかに光ります。

白杖の直径は、12ミリから15ミリに対応しており、一般的な多くの白杖にお使いいただけます。
太い直径の方は、T字杖用ベルトをご使用ください。


■ 2.ピタコの付け方

次に、ピタコを取り付けます。

ピタコは、お腹の横、いわゆる腰の横あたりに付けます。

付ける場所は、利き手側に付けると使いやすいです。

クリップが上、輪っかの部分が下向きになるように、縦長に取り付けます。

クリップの挟み口は丸い形状で、その下側にある四角い爪を持ち上げるとクリップが開く構造です。

開いた内側には、魚の歯のような突起が上下にあります。
その空間にシャツの布を挟んで、爪を閉じるとクリップが留まります。

挟み口の上には蓄光シールがついており、暗い場所で目立ちます。

自分の手が届きやすい場所に付けると、取り外ししやすく便利です。


■ 3.白杖の取り付け方

体の横についているピタコに白杖を取り付けます。

イメージとしては、お侍さんが刀を差しているようなスタイルです。

グリップは少し前、石突は後ろになるように、白杖をやや斜めにして、ベルトの磁石とピタコの磁石を近づけて吸着させます。


■ 4.座って使う場合

先に椅子に座ってから白杖を取り付けます。

白杖が腕の下にくるように持ち、石突を足元の方向に向けて、斜めにして吸着させます。

グリップが背中側にくるイメージです。

磁石は、吸着したまま回転できるため、使いやすい角度に調整することができます。


■ 5.白杖の外し方

●片手で外す場合

まず、白杖のベルト部分を握ってください。

人差し指は磁石の脇あたり、中指、薬指、小指の3本は磁石の下になるように、4本指で白杖を握ります。親指だけを出して、手の形は「グッド」のようなイメージです。

杖を外すときは、杖を引っ張るのではなく、磁石の脇あたりを支点にして、テコの原理を使うようなイメージで、親指を使って外してください。

4本指で白杖を持ちながら、親指の腹で、ピタコ側の磁石をグッと押して外します。

親指でスナップをきかせるように、デコピンのような感じでパチンと当てると、外れやすいと思います。

そのとき、白杖はなるべく縦ぎみに持ってください。あまり横向きにすると、後ろに人がいた場合、ぶつかることがあるかもしれません。

お侍さんのような位置をキープしたまま外すイメージです。大事なのは、白杖を引っ張らないことです。

白杖を引っ張ると、クリップが取れたり、服が傷んだりすることがあります。

白杖は持ったまま、「吸着している磁石部分だけを外す」という感じでやってみてください。

●両手で外す場合

片手で白杖を持ちながら、もう片方の手でピタコの輪っか部分を自分の体の方にクイッと持ち上げると、簡単に外せます。

※輪っかに指をかけずに白杖を引っ張ると、服が傷んだり、クリップが取れることがありますのでご注意ください。


■ 6.ミニピタコの付け方

丸い磁石を上にし、鈴の付いた紐を引っぱりながら下ろすと、クリップが開きます。

開いたクリップに生地を挟み、クリップを閉じて固定します。挟み口の上には蓄光シールがついており、暗い場所で目立ちます。ミニピタコは、リュックのショルダーベルトや、斜め掛けバッグのベルト、肩掛けバッグの持ち手の縁などに取り付けます。

挟み口の開きは、約5ミリほどです。布などを押し込むようにして取り付ける場合は、7ミリから8ミリくらいの厚さのものを挟める場合もあります。

リュックの場合は、ショルダーベルトの下あたりに取り付けると取り外しがしやすく、上部や持ち手の付近に取り付けると座るときに便利です。

また、アウターのポケットや、ズボンのポケットの縁につけても便利です。

自分の手が届きやすい場所に付けると、取り外ししやすく便利です。


■ 7.使用例

買い物やお会計、手を洗うときなど、白杖を吸着させて両手を使うことができます。

男性の場合は、トイレの際にも便利です。

ミニピタコは、リュックやバッグに取り付けて使用します。

リュックの上部や持ち手付近に取り付けた場合は、リュックを膝の上や椅子の上に置いた状態で、白杖を取り付けることで、杖ホルダーとして使用できます。

電車の座席などで、少しだけ座りたいときにも便利です。

両手が空くため、スマートフォンを操作したり、荷物の整理などがしやすくなります。


■ 8.注意点

杖を取り付ける際は、磁石がしっかり固定されているか確認してから手を離してください。ネオジム磁石を使用しています。磁気カードやパソコンの上などに直接置かないようご注意ください。動作によっては杖が外れることがあります。混雑している場所ではご使用をお控えください。慣れるまでは介助者と一緒にご使用ください。小さなお子様やお年寄りが誤って口に入れないよう、ご注意ください。ピタコ、ミニピタコの取り付け位置などは、あくまでも目安です。ご自身の使いやすい位置や角度を探って、ご使用ください。以上で説明は終わりです。

慣れてきたらこんなことも(上級編)
  • 自動販売機で飲み物を購入
    (ミニピタコ)

  • 白杖は吸着したまま、身体の動きに合わせて向きを変えられます。
    片手で取り出し口を開けて、飲み物を取り出します。

視覚に障がいのある方に使っていただきました。

モニターの声
●買い物中に商品を手に取って確かめる時、とても便利でした。
●店員さんに白杖を預けるのが少し不安だったのですが、その不安を解消してくれそうです。

●電車で座った時、白杖を足で挟みながら持っていると、ぼーっとした瞬間に反対側へ倒れそうになって焦ることがありました。でも、ピタコに固定すると安心してぼーっと過ごせます。

●リュックに白杖を固定できるので、両手でリュックの中の物を取り出せました。

●洗面所でも、白杖を気にせず楽に手を洗えました。

●病院での受付、診察、採血、血圧測定なども、白杖を体につけたまま行うことができました。


こんな使い方をされている方もいました

●折りたたみ白杖をピタコに吸着したまま、上部を折り曲げて使われている方もいました。

●ミニピタコをストラップに通して、ぶら下げるように使われている方もいます。

●杖用ベルトの位置を上下に調整するなど、ご自身に合う形に工夫しながら、オリジナルの使いやすさを見つけている方もいらっしゃいました。


松ノ助より

今まで、白杖を脇に挟んだり、足で押さえたりしながら使うことが習慣になっている方も多いかと思います。

ピタコは、そうした使い方を無理に変えるためのものではなく、白杖の置き場所や固定方法の「選択肢のひとつ」として、少しでも安心感を増やすお手伝いができたらと思っています。

また、白杖は動いた時に腕に当たったり、後ろの方にぶつかってしまうことがあります。
特に混雑時や、介助者がいない場面では、周囲に十分ご注意ください。


ピタコは、「ピタッとくっつくけれど、必要な時には外れやすい」という考え方を大切にして作っています。

外れないようにしっかり固定する仕組みにしてしまうと、何かに引っかかった時に、体や周囲を巻き込む危険につながる可能性もあるため、あえて簡単に外れる磁石を採用しました。

磁石の強さについては、何通りものパターンを試しながら、実験を繰り返し、現在の強度にたどり着いています。

ピタコが、それぞれの生活スタイルに合わせて、少しでも「白杖を持つ不便さ」を軽くする存在になれたら嬉しいです。