ツエストポーチ

普段使っている白杖や杖に磁石付きのベルトを巻き、ポーチの腰横にある磁石にくっつけて使います。
シンプルなデザインながら、視覚障がい者や高齢者に便利な工夫が満載です。
立っていても座っていても杖を保持できるので、置き場所に困りません。

ツエストポーチの色は、汚れが目立ちにくく、どんな服装にも合わせやすい黒色です。
ウエストサイズは、約60cm~100cmの調整ができる男女兼用のフリーサイズになります。
両手があくことで、スマホの操作や買い物がスムーズになります。

色は、どんな服装にも合わせやすい黒色。シンプルで、すっきりとしたデザインです。
両サイドにDカンがついており、ヘルプマークやアクセサリーをつけることができます。
また、前面ポケット蓋裏にもDカンがあり、スマホやパスケースをリールなどで固定することができます。

上部のメインファスナーは、YKKの蓄光ファスナーを採用。明るいところで光を蓄え、暗闇で光を放つファスナーです。
頭合わせのダブルファスナーなので、どちら側からでもスムーズに開閉できます。
引手には反射材付きの長めのタブを追加し、より握りやすく、誰でも扱いやすい仕様にしました。
ファスナーの締め位置によって、上部や側面でタブが反射し、視認性も高まります。

両サイドは強力なマグネットホックがついており自動的に吸着する磁石を使用。

準備 白杖に磁石付きのベルトを巻きます。

マグネットホックのある方がおもて面で、横には面ファスナーがあります。
裏面には特殊な滑り止め加工が施されており、ずれにくい仕様です。

マグネットホックがついている方をおもて側にして、白杖の全長、上から約1/3の場所にあてます。

ベルト先端を、マグネットホック横にある長方形の金具の穴に通して、先端部分を引っ張って折り返し、面ファスナーでしっかりと留めます。裏側は特殊な滑り止め加工になっており、ずれにくくなっています。

白杖の上からおよそ3分の1の位置が、重心にあたります。
このあたりにベルトを取り付けると、白杖が安定し、扱いやすくなります。
ただし、この位置はあくまで目安です。
白杖の長さや身長によって使いやすさには違いがありますので、実際に使ってみて、持ちやすい場所にベルトの位置を調整してください。

※立って使用する場合はグリップのすぐ下に、座る時は3分の1の位置が使いやすいなど、個人差があります。
あらかじめ、2個ベルトを固定して、使い分けする事もできます。

なお、ベルトを巻いたままでも白杖を手に持って上下に動かすことができます。
滑り止めがついていますので、ゆっくり動かしてください。

白杖用ベルトは、シャフトの直径が約12mm~15mmのものに対応しています。
シンボルケーンを除くほとんどの白杖に取り付け可能です。

T字の杖では、シャフトの上部に取り付けます。
シャフトの直径は15mm~19mmのものに対応。
直径の太い白杖はこちらのベルトをご利用ください。

磁石には、世界で初めてマグネットホックを開発した青木金属工業株式会社の製品を使用しています。
近づけると自動で中心に吸い付く新型マグネットホックです。
形状と吸着の強さの組合せを幾通りも試し、着脱のしやすさと固定力の最適なバランスを追求した結果、この組合せに辿りつきました。
マグネットホックは、熟練の職人がひとつずつ丁寧に仕上げ、検品まで手作業で行う国産品です。

マグネットホックの上部には、斜めのガイドベルトが付いており、白杖をこの角度に合わせると、およそ一人分の空間に白杖が収まり、自分の後ろを通る通行人との接触を防ぐことができます。

マグネットホックは強力な吸着力がありますが、衝撃などがあった場合には外れて白杖が落下します。
外れることで、自転車や車との巻き込み事故を防ぐことができます。

ポーチの中には、メッシュポケットが2つとファスナー付きのポケットがあります。
ポケットとファスナーには長めのタブが付いており、いずれにも反射材が付いています。
暗いポーチ内で白く反射するので、弱視の人に見えやすく、長めのタブは全盲の方が掴みやすくなっています。
また、ポケット上部にある持ち手は長く、輪になっているため、紐などで収納物を固定することもできます。

腰部にある装着バックルは、ドイツ・フィデロック社のマグネットバックルを採用。
近づけるだけで自動的に吸着し、上下にずらすだけで簡単に外せる仕組みです。
最初は操作に戸惑うかもしれませんが、慣れるとスムーズに着脱できるようになります。
カチャッとくっつく瞬間は、思わず感動してしまう心地よさです。

底には、折り畳み白杖や折り畳み傘などを収納できるベルトが付いています。
ベルトの輪の中に収納物を入れ、ベルトを引っ張ると締まり、固定することができます。